じけいにゃんはいっつも怒られてばかりの
駆け出し尼さんにゃんこです。
おてての肉球と肉球を合わせて幸せ なーむー
ある朝じけいにゃんはいつものように手の肉球と肉球を合わせてなむなむしていました。じけいにゃんは修行が足りないのでなむなむしながらつい余計なことばかり考えてしまいます。「そういえば、なむなむする時なんで右手の肉球と左手の肉球を合わせるんだろう。うしろ足のじゃだめなのかにゃ?」一度思いついたら実行せずにはいられないじけいにゃんはこっそり足袋を脱ぐと、足の肉球と肉球をそっと合わせてみました。
ヒトッ… 「…………(ニヤリ)いいかもしんにゃい。ちょっと新鮮。」
するとすかさず「くぉらぁ~!何やっとるかぁ!!」
お師匠にゃんに敢え無く見つかってしまいました。(チッ残念)
「あのっ、そのっ。いっつも同じポーズでなむなむするの飽きちゃったから今日は違ったポーズにしてみようかなぁとおもって…」
お師匠にゃんはあまりの怒りにワナワナうち震え、今にも血管が切れそうです。
「いいか、じけいにゃん。このポーズにはちゃんと意味があるんだぞ。他のポーズじゃ絶対だめなの!」
深呼吸して平静を取り戻したお師匠にゃんは、優しく教えてくれました。「おまえの手の肉球をよく見てみなさい。」じけいにゃんはご自慢のピンク色の肉球をじっと見つめました。
「右手の肉球はほとけさまなんだよ。そして左手の肉球はじけいにゃん、おまえなんだ。
肉球と肉球を合わせてごらん。ほとけさまとおまえがひとつになっただろう。ほとけさまとおまえは いつも一緒。いつも見守ってくださっているんだよ。だからもうおバカな格好でなむなむしちゃだめだぞ!」
「そっかあ。ほとけさまはいつもわたしを見てるのかぁ。」なんだか幸せな気持ちになったじけいにゃんなのでした。
つづく。
これは ・・・とある市川のお寺の小坊主の日記です。
駆け出し尼さんにゃんこです。
おてての肉球と肉球を合わせて幸せ なーむー
ある朝じけいにゃんはいつものように手の肉球と肉球を合わせてなむなむしていました。じけいにゃんは修行が足りないのでなむなむしながらつい余計なことばかり考えてしまいます。「そういえば、なむなむする時なんで右手の肉球と左手の肉球を合わせるんだろう。うしろ足のじゃだめなのかにゃ?」一度思いついたら実行せずにはいられないじけいにゃんはこっそり足袋を脱ぐと、足の肉球と肉球をそっと合わせてみました。
ヒトッ… 「…………(ニヤリ)いいかもしんにゃい。ちょっと新鮮。」
するとすかさず「くぉらぁ~!何やっとるかぁ!!」
お師匠にゃんに敢え無く見つかってしまいました。(チッ残念)
「あのっ、そのっ。いっつも同じポーズでなむなむするの飽きちゃったから今日は違ったポーズにしてみようかなぁとおもって…」
お師匠にゃんはあまりの怒りにワナワナうち震え、今にも血管が切れそうです。
「いいか、じけいにゃん。このポーズにはちゃんと意味があるんだぞ。他のポーズじゃ絶対だめなの!」
深呼吸して平静を取り戻したお師匠にゃんは、優しく教えてくれました。「おまえの手の肉球をよく見てみなさい。」じけいにゃんはご自慢のピンク色の肉球をじっと見つめました。
「右手の肉球はほとけさまなんだよ。そして左手の肉球はじけいにゃん、おまえなんだ。
肉球と肉球を合わせてごらん。ほとけさまとおまえがひとつになっただろう。ほとけさまとおまえは いつも一緒。いつも見守ってくださっているんだよ。だからもうおバカな格好でなむなむしちゃだめだぞ!」
「そっかあ。ほとけさまはいつもわたしを見てるのかぁ。」なんだか幸せな気持ちになったじけいにゃんなのでした。
つづく。
これは ・・・とある市川のお寺の小坊主の日記です。