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歯と健康Part6「動脈硬化症」

平成22年度の厚生労働省の死因順位は、第1位悪性新生物(癌)、第2位心疾患、第3位脳血管疾患となっています。

第2位と第3位の疾患は、どちらも血管の病気です。健康な血管を保つには、どうしたら良いでしょう?実は歯周病を予防することが大切なのです。

我々の全身を流れる血管は、血液を流すホースのようなものです。この血管、柔軟性のあるしなやかなものの方が良いに決まっています。

血管が硬くなると、血圧も上げてしまうのです。また、血管が破れて血液が外に出てしまうこと、血液が流れにくくなり血栓が血液の流れをせき止めてしまうこともあります。それらが心臓で起これば狭心症や心筋梗塞になり、脳で起これば脳卒中となります。

2003年、関西電力病院の研究グループが、歯周病菌に感染すればする程CRP値が上昇し、頸動脈の肥厚の度合いも増すことを発表しました。

「人は血管と共に老いる」と言われます。歯を磨いて、丈夫で長生きを心がけましょう。


遠藤歯科医院
院長遠藤隆一
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