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歯と健康Part4「誤嚥性(ごえんせい)肺炎その2」

前回、歯、歯の周りの組織、舌、頬粘膜などの働きが低下すると、食塊が食道ではなく気道から肺に入り(誤嚥・ごえん)、肺炎を起してしまうことを紹介しました。
何故それ程頻繁に誤嚥が発生するのでしょう?
我々人類はサルやチンパンジーと比べ、「咽頭腔(いんとうくう)」という部分が上下に大きいのです。お陰で複雑な発音・発声が可能となり、言語が発達しました。
しかし、食塊が気道に入る危険性も増加したのです。サルやチンパンジーは会話が出来ない代わりに、ムセることもありません。すなわち、誤嚥はこの世に「会話」、「噺家」を生み出した代償といえます。
1992年にニューヨーク州立大学のグループが肺炎患者の呼吸器官に歯垢細菌が常在していることを発表し、誤嚥性肺炎の予防に歯磨きが重要であることを明らかにしました。
口の中には100億匹の細菌が住み着いています。歯磨きを怠ることにより、それらの菌が肺に侵入するということはとても危険なことなのです。
誤嚥を防ぐにはまず歯磨き。歯磨き指導を行う歯医者との「ご縁」も大切に。お後がよろしいようで。

遠藤歯科医院
院長遠藤隆一
台東区上野5-14-4
TEL 03-3831-6066 begin_of_the_skype_highlighting            03-3831-6066      end_of_the_skype_highlighting
FAX 03-3836-0880

ヤル気を科学

 みなさ~ん、こんにちは、“社員のやる気を引き出す男”、石川です。
おっ、今回から呼び名が変わりましたよ。そうです、これからは、こう呼んで下さい。
それでは、本題に入りたいと思いますが、ちょっとだけ前回の復習をしたいと思います。前回は目に見える報酬、見えない報酬、これがやる気の基本であり、見えない報酬が重要であるとお話しました。
ここで、やる気を引き出すために行われた、「成果主義」について考えてみたいと思います。「成果主義」は好業績を上げた人にはそれなりの給料をUPさせようというものでした。ですから、社員は業績を上げれば給料が上がるわけですから一生懸命頑張りました。しかし、結果は成功したという話は、あまり聞こえてきませんでした。なぜでしょうか?私が考えるところでは二つの要因があると思います。
一つ目の要因、それは組織の崩壊を起こしてしまったということです。つまり、社内で好業績を上げると云うことは、周りは全て、ライバルになることであり、敵になるということです。従って、周りの社員と仲良く協力し合って仕事をするという雰囲気は無くなってしまうと云うことです。つまり、先輩社員が後輩社員に何も教えなくなるのです。
また、経営者が全体のレベルを上げようと思い、社内研修会を開き、講師にベテラン社員を起用したところ、自分のノウハウを教えるわけにはいかない、どうしてもというなら金(講師料)をくれといわれた。このように、社内がギクシャクしコミュニケーションがあまりとれない職場環境になってしまったのです。
二つ目は、目に見える報酬にフォーカスしたことです。つまり、前号で書いた、衛生要因であるということです。これは、成果を上げられた時は給料が上がりやる気はでるのですが、時間が経つと慣れてしまい、やる気が長続きしないのです。
ここで、“慣れてしまう”ということについて蛇足だとは思いますが、説明したいと思います。「ある日ものすごい絶景を見る機会がありました。涙を流して感動しました。初めて見る絶景はそうですよね。しかし、このような絶景でも二度目は?三度目は、ましてや十度見たとしたら感動するでしょうか?ああ、こんなものだ、と思うようになってしまうでしょう。」つまり、目に見える感動とはこういうものです。
そして、長続きしないもう一つの要因があります。それは、長い不況期に、連続で好業績を上げるのは並大抵のことではありません。これも長続きしないのです。社員が疲弊してしまうのです。
このように、成果主義は方法論としては良い面もあり、短期的には有効であると思いますが、長期的に考えると難しい面があると思います。
成果主義の是非を問うつもりはありませんが、「動機づけ要因」についてもう一度考えてみませんか?

いしかわ社会保険労務士事務所
社会保険労務士 石川 勲
文京区白山4-33-6佐々木ビル1F HRM研究所内
TEL:03-5840-8372 FAX:03-3830-8901

≪おもひで篇 その一≫ 「門に入るから入門っていうんだなあ、きっと」



 じけいにゃんは、かつて一年間、京都にある本山(※)に修行に 行きました。これはその時のお話です。
某年3月31日。入学式の前日であるこの日、じけいにゃんは ひとり、京都駅に降り立ちました。
「あ~ドキドキするにゃ。本山ってどんな所かにゃ。」
たくさんあるバスの乗り場から本山へ向かうバスを探して乗ります。10分くらい乗っていると大通りの突き当りに大きな門が見えてきました。
「あ、もう着いちゃうにゃ。本山っていうくらいだから山の中にあるのかと思ったら普通に町の中にあるにゃ。」 バスを降りると、じけいにゃんはあらためて大きな門を見上げました。
一度この門の中に入ったら、一年間は自由に外の世界に出られません。そんなところで果たしてゆるアマなじけいにゃんはこの先ちゃんとやっていけるのでしょうか? (つづく)

 ※本山・・・会社に例えていうなら、全国各地にある小さいお寺が支社で、本山は本社みたいな
ものです。新入社員が本社でトレーニングを受けてから支社に配属されるように、お坊さん
としてお寺のつとめをするためには、まず本山で基本的な事を教わらなくてはいけないのです。

(これはとある市川のお寺の小坊主の日記です)




スポーツ&ヘルス講座 Part4 『気になる“おなか”に効く運動』


 運動の話をしていると、たくさんの方から「おなかを引き締めたい」という要望を伺います。「おなかをへこますといえば腹筋運動!」というイメージが強いと思います。腹筋運動をすること自体は悪いことではありませんが、一般的な腹筋運動は、おへそより上側の筋肉が主に使われ、特に気になるという声が多い下腹部はあまり使われていませんので、これだけではなかなかおなかを引き締めるという目的を達せられません。
そこでお勧めしたい簡単な運動を1つご紹介いたします。
 【おなかまわりに効くエクササイズ】
仰向けで足を伸ばして寝る。両手をお腹の上にのせ、おなか全体に力を入れ、ウエストがベルトの穴1~2つ分くらい細くなるようにお腹を薄くします。この状態を20秒間キープします。30秒程度の休憩を入れ、2~3回行いましょう。
※力を入れている時に呼吸を止めないように注意してください。呼吸ができない場合は力の入れすぎですので、もう少し力を抜きましょう。
通常の腹筋運動に比べ、骨盤近くなど体の深い部分の筋肉(インナーマッスル)を多く使うため、引き締めや腰痛予防に効果的です。エクササイズに慣れてきたら、日常生活の中でも立っている時・座っている時など、なるべく「お腹を薄くキープすること」を意識するとなお良いでしょう。

株式会社シーエスアップ http://www.csup.jp
内藤 隆 (健康運動指導士、スポーツ科学修士)
TEL 090-8027-8181   E-mail : info@csup.jp 
◇企業・団体向け 健康づくり講演、出前講座の企画運営

大災害が起きたとき、あなたの事業所だけで対処できますか?(その4)

湯島地区三町会【新花会・三組弥生会・三組町会】の事業主の皆様へ

今回からは、中小企業としての準備についてご紹介いたします。
「中小企業災害対策の基本原則」~できることから始めよう~(1)
【原則1:まず生き残ることが最優先】
企業が災害対策に取り組む理由を、消防法や東京都の震災予防条例などの法令等によって、災害対策計画を立てることが求められているから、と考えるのは本末転倒と言えましょう。
本来、企業が災害対策に取り組む理由は、「生き残るため」に他なりません。
●災害時に企業が生き残るための3つの要素
・災害終息後の対応をより早く、的確にすること  ・災害復旧をより早くすること  ・損失をより少なくすること
つまり、災害対策とは、いざという時に企業が生き残るための当然の姿勢であり、業種・規模に関わらずどの企業でも、必ず何らかの形で取り組まなければならない 課題なのです。
※東京商工会議所 文京支部発行、「できるぞう! できるかも? 災害対策 中小  企業のための災害対応の手引き」から転載 ※SYMに参加ご希望の事業所の方は、三町会の町会役員にご連絡下さい。


SYM三町会災害連合会 事業所部  座長 夏目、事務局 河西・大沢
株式会社 夏目製作所 文京区湯島2-18-6  TEL 3813-3251