日本そば打ち名人会林喜郎
3月11日の未曾有の巨大地震・東日本大震災から2ヶ月たった今でも、避難所生活を余儀なくされている人たちが12万人を超えている。特に、福島第一原発の事故の影響で避難生活も長期化の様相を呈している。
テレビでは連日、がんばろう日本!、出来ることから始めよう!など、震災復興への支援を呼びかけており、このゴールデンウィークには東北の被災地に各地から多勢のボランティアが駆けつけている。
埼玉県加須市にある旧県立騎西高校に福島県から町ごと集団避難してきた双葉町の人達が避難生活を送っている。未だに地元復帰の見込みが立たない状況の中、5月4日に管首相が訪問し、1時間の予定を5時間に延長して住民一人ひとりに励ましの言葉をかけたとのことである。
日本そば打ち名人会では、4月の2日、3日、9日、10日に野田市にある清水公園に、24日には春日部市の藤祭りに出店し、売上金の一部を復興支援金に当てる活動をしてきたが、避難所の人達に直接手打ちそばを味わってもらいたいという思いから、5月21日(土)に加須市旧県立騎西高校
の避難所に「そば打ちで慰問」することにした。
当日、会員十数名で早朝から避難所を訪れ、昼食用・無料(約1,000食)の手打ちそば(前日までに70kg、避難所で30kgのそばを打つ)を茹でて食べてもらうという内容である。
そば打ちを始める動機は、「美味しいそばを自分で打って味わう」ことは当然ながら、上手になったら、知人・ご近所にお裾分け、さらにはそば打ち教室開業、そば祭りへの参加、蕎麦屋開業など様々である。
また、そば打ちは、習い事・趣味の会に共通する「発表会」に当たるのが「そば祭りへの参加」などで、他に「老人ホームへの慰問」などボランティア的なものに適している。
被災者の復興支援に「出来ることから始めよう」を、日頃鍛えた「そば打ち」で貢献しようという趣旨である。
問合せ先:日本そば打ち名人会長尾喜司男
総合受付東京都中央区銀座8丁目8番15号
電話04-7129-4800